ナオの Anytime Smile Communication
第13回 「バターナイフに教えられたこと」
〜言いにくい自分の思いをきちんと相手に伝えるのって難しいけれど…〜 |
ナオがNLP(神経言語プログラミング)の勉強仲間8人でレストランで夕食を食べた時のこと。
自然食がコンセプトのそのお店は、洋風・和風なんでもありのメニューでした。
ちなみにナオは、梅じゃこチャーハンを。他にはグラタンを頼んだ人が。そのグラタンにはパンがついていて、そのバターは昔ながらの金色の紙に包まれたサイコロ型。その金色の紙を開くと、中のバターはトロトロ状態。それを見ていたナオは、塗りやすそうなバターだなぁと、なんとなく心の中で思っていたのでした。
さて食事が終わった頃、アルバイトらしい店員のお姉さんがお皿を下げに来ました。
すると…。
店員さんがお皿のバランスを崩して、トロトロバターの紙でくるんだバターナイフがお皿の上からすべり落ち、私の隣りの椅子の上に置いていた友達のかばんの中にスッポリ!
私やバターナイフに紙を巻きつけたAさんは、バターがトロトロと知っていたのでビックリ!
さて、こんな時皆さんはどうしますか?
ナオはこう見えても気が小さくて何にも言えなかったりするのです…。
するとAさんが「そのバッグ大丈夫かしら?」と、はっきりとした口調で言ったのです。
(ちなみにAさんは、実は第9回に登場したナオがモデルとして尊敬している人です)
その一言で、かばんの隣りに座っていたナオはうやむやにすることなく、必死にバッグが汚れてないかを調べたのです。
店員さんもお客様のかばんをグチヤグチャ探ることはできないので、その様子を心配そうに見つめていました。同席していた他の人もAさんの「大丈夫かしら?」の一言で一気に心配モードへ。
さて結果のほどは。
幸運なことに、バックやバックの中の荷物のどこにもバターはついていませんでした。
そこでナオが「あ、大丈夫です。どこにもバターついてなかったです。」と言うと、店員さんも私達一同も一安心。
Aさんの「大丈夫かしら?」のはっきりとした一言があったからこそ、うやむやにしてしまったり、あの店員さん態度悪いなぁなどと、心にしこりが残らず終わったんだなぁ。文句を言うのではなく、かつしっかりと自分の思いを伝えること(これを学ぶのにはアサーションという分野があります。Aさんはアサーションを人に教えることもしている方なのです)は大切なんだと実感しました。
フツーであれば、これで良かった良かったでお話しは終わるのですが…。
Aさんはにっこりと優しい関西弁の口調で店員さんに向かい「よかったわぁ。あなたが一番心配だったでしょう。」と言ったのです。店員さんは「はいっ!本当に失礼いたしました」 とてもホッとしたように答えたのですが、これにナオは感動!!
バターナイフを落とすという失敗をしてしまったのは、店員さん。でも彼女はそれを無視せず、謝罪の気持ちを持っている。しかもどこも汚れることはなかった。ここで、失敗した当人さらにそれが店員さんであっても、その心配している人に対して、共感して、その人が安心できるようなコミュニケーションをとること…。
ナオも自分の思ったことを我慢することもなく、また相手を本当に思いやったコミュニケーションができたらいいなぁとあらためて思ったのでした。
さてこのお店で会計をする時にまたナオは感動を。
その話しは次回にしたいと思います。
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