ナオの Anytime Smile Communication
第14回「バターナイフに教えられたこと、その2」
〜アサーションのススメ〜 |
さて、前回のバターナイフに教えられた食事の話しの続きです…。
バターナイフの件は一件落着し、会話は楽しく盛りあがりました。
さてそろそろ出ようかということになり、別々に会計をしようと
8人が並ぶような状態になりました。
偶然にも会計をする店員さんは、あのバターナイフを滑らせてしまった人。
Aさんが会計をする順番になりました。すると店員さんが「先ほどは大変失礼致しました。」と丁寧にAさんに謝ったのです。
さて皆さんならどうしますか?
ナオなら「なんて礼儀正しい店員さんなんだろう。」と思い、バッグも汚れなかったことだし、バッグの持ち主の人もその謝罪を聞いていたかを確認しつつも「いえいえ、大丈夫ですよ」なんてにこやかに答えそうな気が。
しかしAさんは違いました。
「いえ、あのかばんは私のじゃないの。この人のなの。」とバックの持ち主の方を振りかえったのです。
店員さんにしてみると、バターナイフを落としてしまった時に一番印象深かったのは、「そのバック大丈夫かしら?」「よかったわぁ。あなたが一番心配だったでしょう」と話したAさんだったのでしょう。ちょっと意外な様子でしたが、店員さんはバックの持ち主に謝りました。
ナオはまたもやAさんの、その行動に感動。レストランから駅までの道のりでAさんにそのことを伝えたのです。
するとAさんから「もしあの時に、店員さんが私のバックと勘違いして私に謝ったままにしておいたら、バックの持ち主の人と私の関係が悪くなってしまうかもしれないわよね。それできちんと話したの。」という答えが。
ナオがAさんの立場だったら、「いえ、これは私のバックではないんです。」と店員さんにわざわざ伝えることに対して、ちょっと言いにくいなぁと思って遠慮してしまうような気がするのです。
でもそこで店員さんに対して言いにくいからと言わない(「言えない」ではないんですよね。「言わない」のは自分自身なので…)
ことによって、バックの持ち主という自分の大切な仲間との関係が悪くなってしまう可能性があるんですね。
日本には「ことを荒立てない」ことが美徳とされるふしがあると思うのですが、相手を非難したり、嫌味っぽくならず、かといって遠慮しないこと。
これは自分にストレスをためないだけでなく、周囲の人との人間関係を良好に保つためにも必要なことなんだなぁと、セミナーや本を通してではなく、実際に居合せたコミュニケーションで実感したのでした。
(これも学問的にいうならば前回と同じくアサーションという分野になります。そのような行動のことをアサーティブと呼ぶのです。
また意外なことにアサーションはアメリカで誕生したものなのです。)
ちなみにこのことがあってから、ナオは前に比べるとちょっとばかりアサーティブになれてきた気がしています。
自分のことを押し殺すばかりのコミュニケーションではつまらないですし、本当のコミュニケーションではないですもんね。
日々精進ですっ!
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