ナオの Anytime Smile Communication
第15回 「自分のことは自分が一番良く知っている」
〜NLP(神経言語プログラミング)をもとに、行き詰まったときの対処法〜 |
恐らく誰にだって、この先に起こりうるあることを考えてしまうと、どうにもこうにも、辛かったり、不安だったり、悲しくなってしまったり、嫌な辛い気分になってしまうことってあると思うんです。
私のコーチングのクライアントの井田さん(仮名です)の場合は…
井田さんの職場には、同業他社から転職してきた仕事がとてもできる30代の先輩がいます。しかしその先輩は仕事上のミスで来年の1月いっぱいで解雇されることになったのです。さて社内で先輩にしかわからない仕事を引き継ぐ白羽の矢が立ったのは、社内で一番若手の井田さん。先輩は上司から「いや君にはもっと他の仕事を任せたいからさ、井田をしこんでやってくれよ。」と言われていて、仕事を引き継ぐ本当の理由を知らされてません。一方の井田さんはこの事情を2ヶ月以上前に上司から知らされた上で引継ぎをすることに。そして本当の事情を知らない先輩は、この2ヶ月毎日丁寧に仕事を教えてくれていたのです。井田さんはその状況を考えたり、また先輩しか知らないような仕事を自分が引き継いで務まるのかを考えると辛かったそうです。
いよいよ先輩が解雇を通告される日が明日になりました。井田さんは明日のことを思うと胃が痛くなるくらい辛くてたまらないと。
そこでナオは聞いたのは…。(以下ナオがN、井田さんがI)
N:明日の辛い状態の自分を切り離して、その自分を客観的に見る ことができる
かなぁ?そしてその自分はどんな様子?
I:背を向けて縮こまって、あっちを向いて座ってる。
N:その自分を見て感じることや何か言ってあげたいことは?
落ちこんでるのは自分の分身だから、自分ならではの効果的なアドバイスが思い つくかも?
I:まず縮こまってないで、立ちあがろうよ。
そして今引継ぎしてる仕事は自分ができると思わないと。自分には それだけの 自信もあるはずだって。
N:じゃぁ、それを実際に分身に語りかけてあげてみてね。
I:うん。やってみたよ。そしたら分身が立ちあがってこっちを見て ニコって笑った。
N:じゃぁ、その分身と同化できるかなぁ?
〜同化したら井田さんが今までの気持ちを引きずらないように、全く 違う話題を 持ち出して、井田さんの気持ちを切り替える〜
N:もう一度明日のことを想像してみて、さっきみたいな辛い気持ちになる?
I:ううん、自分で姿勢を変えるとかすれば、ニコっとできる自分になれるってわかったから、今はもう大丈夫!!
これはナオが勉強しているNLP(神経言語プログラミング)の「ジェイクの包括モデル」という一連のプログラミングの応用を実際の会話で行ったものです。
どうしようもなく、落ちこんだりしている状態の自分を、ノーマルな状態の自分が客観的に見てアドバイスをすることで、改善の道しるべを見つけるのです。自分の性格を一番知っているのは自分。人様にされるより効果的なアドバイスか見つかることが多いのです。
また落ちこんだ状態を客観的に見ると、「何で自分はこんなことでくよくよしてるんだろう。アホらしくなってきた」などと袋小路から抜け出せるような気分になることも。
そしてNLPで大切なのは、会話の最後の部分。これから先の未来に自分が落ち込んでしまいそうなときのことを想像して、自分の反応が以前と変わるかどうかをその場で試すことを必ずすることです。NLPを使った会話をした場ではもう大丈夫そうな気がしても、実際にその嫌なことが起こった時に落ちこんでしまっては無意味ですからね…。
さて、この会話を井田さんとしたのが今日。先輩が解雇通告を受けるのは明日。今のナオはこの効果のほどを知らないのです。
でも井田さんは大丈夫!
現実は変わらないけれど、胃が痛くなってしまうような状態にはならず仕事に集中できると、井田さんもナオも心の底から信じているので。
結果は次回にご報告しますね。
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