ナオの Anytime Smile Communication
「えっ、たったこれだけのことなのに!?」
〜相手の立場にたって、二人の関係を見つめなおしてみる方法〜 |
皆さんは人間関係で行き詰まって困った時はどうしていますか?
例えば相手の立場になって考えるという方法がありますよね。
ナオのクライアントの山田さん(仮名)の場合はお母さんが耳が遠く、会話の最中に「えっ?なにっ?」と聞きかえすことが多いそう。山田さんも1、2度は言い直すそうなんですが、何度も聞き返されたり、とんちんかんな返事をされると、「もういいや」と投げやりな気分になり、会話を自ら終わらせてしまうのだそうです。そしてそんな状態がかれこれ10年以上も続いているそう。でも山田さんは本当は母親と話したいし母親も辛いだろうな思い、自己嫌悪に陥りなんとかしたいと思っているのです。
そこで山田さんに知覚の3つの位置ということをしてみました。
まず自分とお母さんが会話をするとして座っている場所を想定して椅子(あるいは座布団でも)を置きます。
山田さんは実家のリビングを想定して椅子を配置しました。そしてまず自分の椅子に座りました。ここではお母さんがあたかもいるかのように、自分の気持ちを正直に話します。
「なんで、聞こえないんだよ。耳が悪いことは知っているけどもう話す気もなくなるよ。」と本当に嫌そうな表情の山田さん。
次にお母さんの椅子です。今度はお母さんになったつもりで自分に話しかけます。
「そんなこと言ったってしょうがないじゃない。若い頃スチュワーデスになりたくて、最終選考まで残ったのにこの耳が悪いせいで選考からもれてしまったのよ。耳が悪くなかったら私の人生はもっと違っただろうに…。」
話すうちに、自分の椅子に座っていた時とはうってかわって顔は真っ赤、今にも泣きそうになっている山田さん。
次に二人の様子が見える場所に置いた第三者の椅子に座って二人の様子を見る山田さん。ここから二人の関係を見るとどのように見えるのか…?
「俺も母親も違う方向を見ていて、お互いが見えてないな。なんで俺はこんな小さいことで怒ってるんだろうと思うし、母親はこの子は一体どうしたのかしら?と思って、俺がこんなに嫌な気分になっているとは思ってもなさそう。それから母親が耳が悪いことに対してこんな辛い気持ちを持っているとは思いもよらなかったな…。」
さて全ての椅子に座って山田さんが気に入ったのは第三者の椅子でした。理由は、自分も母親も両方とも客観的に見ることができる位置。それは今まで考えたことがなかったようなことに気づける場所だからだそうです。
椅子を置き、場所を変わってあたかも相手がいるかのように話したりその二人の様子を客観的に見ることで、お母さん自身から気持ちを聞いたわけではないけれど、初めて気づくことがあったんですね。
ナオにはお母さんの椅子に座った時に山田さんの表情ががらっと変わったことがとっても印象的でした。
後日山田さんは帰省する機会がありました。その時のお母さんとの会話では、「えっ?なにっ?」と聞き返されることがあっても、途中で中断することなく進めることができたそうです。
お母さんも嬉しかったでしょうし、なにより山田さん自身お母さんとゆっくり話しができたことが嬉しく、また10年来の悩みも解決して気分が楽になったそうです。
皆さんも、相手の立場になって物事を見つめようとする時に、ぜひ頭の中で想像するだけでなく、位置を変わってみてそして自分と相手を客観的に見てみてください。今まで見えなかったものが見えてくるかもしれません。
|
|
ホームに戻る
|
|

お問合せ先 E-mail info@koi-beat.co.jp
Copyright(c) 2000-2006 KOI-BEAT Co. Ltd.
All rights reserved.
|
|

HOME |


| KOI-BEATはリンクフリーですがリンクしていただく際にご一報いただけるとうれしいです。下記のリンクボタンをお使い下さい。 |
 |
|