ナオの Anytime Smile Communication
第22回「子どもから教わったこと」
〜コミュニケーションのきほんのき〜 |
前回のコラムにもあるように、お天気など何気ない話題から話しが広がってお互いの信頼関係ができると、その後のコミュニケーションも中身の濃いものになるなぁと感じていたのですが…。
ナオの職場の歯科医院には子どもの患者さんも来ます。
「歯医者さん大好き!」とお手紙を書いて来てくれる子どももいますが、多くの子どもは(大人も?)歯医者さんを恐がっているので、日常の生活では見うけられないような子どもの緊張状態と向き会うことになります。
そこで治療の前も治療中も、私たちは子どもにいろいろと話しかけるわけですが…
先日もスタッフが9歳の女の子の気持ちをほぐそうと、「今日は何をして遊んでいたの?」「どこに行ったの?」「誰と遊んでいたの?」と質問攻めにしていたのです。
女の子は一生懸命彼女なりに説明をするのですが、治療の準備をしながら聞いていたスタッフは、質問するものの答えの中身を理解していなかった(=女の子の話しをきちんと聴いていなかった)のです。
そこで会話がちぐはぐに。さらに答えの内容を理解できていないから、また質問を。
「ん?えっと今日はどこで遊んでいたんだっけ?」するとその女の子が一言。
「ねぇ、なんで、そんなこと知りたいの?」と。
確かに治療には関係のない話ですが、そこが問題というわけではなさそうです。始めは治療をとても恐がっていたのに、最近では治療にも慣れてきていろいろと楽しくお話してくれる女の子からのこの発言にはドッキリさせられました。
ナオの想像ですが、女の子は「質問しておきながら、きちんと聞いて分かってくれない。なのにどんどん質問ばかりしてくる…。何なの?この人!!」と感じたのでしょうね。子どもとはいえ、子どもだからこそ?感性が鋭いですね。
そして子どもゆえに率直に「なんで、そんなこと知りたいの?」と言うことができたんでしょうね。
大人の世界でも、相手に聞いておきながら聞き流してしまうこと。反対に聞き流されてしまうことは、良くあることだと思います。
例えば相手に買ってもらいたい気持ちばかりが先行して、質問はするもののお客様の気持ちを汲むことをしていなかったり…。
相手とのコミュニケーションを深くしたいために質問をしはじめたはずなのに、おざなりにしてしまえば、信頼関係ができるどころか壊れてしまうこともあるんですよね。
人とコミュニケーションをする時には相手のことを大切に思って話しをすること。女の子の率直な言葉を聞いて、大切なものをあらためて気づかされたナオでした。
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